物分かりの良い子にばかり、指導していませんか?
特別な支援が必要な子どもたち
スポーツクラブや運動教室に来る子どもたちの中には、特別に気をつけて指導したほうが良い結果を生む子どもがいます。
以下のような特徴の子どもたちを見逃さないためにも、コーチは子どもたちの言動に気を配りながら指導すると良いでしょう。
・すぐに集中を欠く。
・いつも何に対しても1番になりたがり、まわりとの協調性を欠く。
・すぐにあきらめてしまう。
・いじめられている、周りから無視されている。
・すぐに怒り出す、またすぐに不満に感じる。
・すぐにいらいらする、またすぐに混乱してしまう。
・いばる、弱いものいじめをする、また、周りを威圧し支配しようとする。
・周りに溶け込めず、参加したがらない。
いかがでしょうか?
ご自身のクラブでもこのような傾向を示す子どもたちが少なからずいると思います。
このような子どもたちは、これらの行為を克服するために特別な支援を必要としています。スポーツ教室に来て、本人や周りの子どもたちにできるだけ成長してもらうためにも、コーチはただ叱るのではなく成長を支援しましょう!
指導が難しい子ほどサポートが必要
熱心で、早く上達し、仲間とうまくやっていける、また喜んで取り組む子どもたちに対してコーチは教える喜びを感じることができます。
喜ばしいことにほとんどの子どもたちがこのような性格を持ち合わせています。
しかし、いつでも全員がこのような反応をみせるわけではありません。
これらの状況を気にかけず放っておくと、スポーツクラブを混乱させて子どもたちの成長を妨げ、その結果コーチングや指導がますます難しくなってしまい、さらには子どもたちのスポーツへの興味が薄らいでしまうでしょう。
コーチの仕事とは単に「良い子」に対して教えるだけでなく、時に指導が難しい子に対しても彼らがきちんと成長できるように取り組んでいかないといけないのです。