集合の際に話を聞いてもらうには?

みんなで集合して子どもに話をする機会はとても多いと思います。
その際の注意点、意識していますか?
以下のポイントを意識することで子どもたちは指導者の話に集中しやすくなります。

 

太陽や風、自然の環境に気をつける。

太陽が出ている屋外では、指導者は太陽を背にして立っては行けません。子どもたちが指導者の顔を見るのに眩しく感じるからです。太陽の位置を確認して、指導者が眩しい位置に立つと、子どもが指導者のほうへ向きやすくなります。

風も同様に、子どもにとって向かい風にならないように気をつける必要があります。指導者がいつも向かい風を受けるような体形で集合しましょう。砂埃が子どもたちの目に入ってしまうのも防ぐことができます。

また、風は指導にとって想像以上に脅威となります。声が聞こえづらくなるだけでなく、子どもたちの集中力も削いでしまいます。風の強い日は無理な指導はせず、安全に楽しく運動できるようにいつもよりレベルを落とした内容を心がけましょう。

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指導者の後ろには何がある?

さらに、気をつける必要があるのは、「指導者の後ろにあるもの」です。話をする指導者の後ろに動きのあるもの(他のグループが運動している、車や電車が頻繁に通る、親御さんが話をしている、など)があると、子どもは指導者の話を聞こうと、顔を向けてもついついその後ろにあるものを見てしまう傾向があります。
話を聞いてほしいときは指導者の後ろに動きがないか、確認しましょう。

 

時には話を中断しよう!

電車が通過する、大型の車が通過する、飛行機が通過する時など大きな音がする際には、話が聞こえなくなるので一度中断しましょう。

さらに、風でビブスが飛んでいる、学校の先生が通るなど、子どもが他のことに興味を持って「あれ見て!」とか「あ、先生だ!」と叫んでしまうことがあります。その際はすぐに注意するのではなく、指導者も一度そちらの方を見て、子どもと一緒に反応するほうが効果的な場合があります。指導者がきちんと反応して、子どもたちの驚きや興味が一段落したときに話を再開しましょう。子どもにとっては、興味を持つものを見つけた際、再び話を聞くことに頭を切り替えることが非常に難しいのです。

指導者が一度反応してあげると子どもたちも満足して、次の話に耳を傾けてくれるようになります。子どもへの話は時間がかかるもの。メニューも少し時間の余裕を持って計画し、焦らずに子どもたちに上手に伝えましょう。

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