「誰が一番うまかった?」と聞かれたら?

聞かれたら、答えましょう。
子どもたちは時々、答えに窮する質問をすることがあります。「分からないなー。」、「後でね。」などと言わず、なるべく真摯に答えましょう。先々の予定など、答えるのに時間がかかる場合は、いつまでに答えられるかを伝えましょう。

答えに窮する質問はコーチにとっては難しいですが、子どもたちの考えや知りたいことを受け止める良い時間となります、活動の前後、休憩時間等も使いながら積極的に答えましょう。

いつも質問→回答のやりとりがあるクラブは、コーチからの質問にもよく答えてくれる傾向があります。「質問→回答」の流れを作ってよりスムーズなコミュニケーションを目指すことができるようになります。
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「誰が一番うまかった?」
特に低年齢の子どもたちは、各練習の後でこのような質問をすることがあります。答えるのが少し難しいように感じると思いますが、これは子どもからのナイスアシストです。すかさず、質問者の名前「○○さん、○○君だよ!」と答えましょう。

このような類の質問は、自分が良くできたから評価してほしい、と思っていることが多いのです。さらに、褒める際は実際のスキルや動きを褒めるのと同時に、より次につながる言葉「コーチの話をよく理解していたね。」「積極的に挑戦したのが良かったよ。」など、取り組む姿勢も評価できるといいですね。

褒める際の労力は惜しむことなく、子どもたちの良かった点はなるべく多く伝えましょう。

では、「誰が一番下手だった?」は?
こういったネガティブな質問も時々出てきます。これは答えるのが難しいですが、なぜ難しいのかを丁寧に説明しましょう。子どもたちとコミュニケーションが取れているつもりでも、冗談で「○○さんだよ、○○君だよ!」と質問者の名前を言うことはおすすめできません。大人と同様に冗談だと分かっていても、前向きにはなれないからです。

「下手かどうかは全く気にしていないから、下手な人は分からないな。」「下手か上手かよりも、何を大切にしているんだっけ?○○だよね。」など、下手なのは評価していない旨を伝えましょう。

 また、「たくさん失敗してそこから学んで上手になる。」ということを常日頃伝えておくと、こういった質問にあまり意味がないということをわかってもらえるはずです。

気をつけてほしいのは、このようなネガティブな質問をする子が、自分のプレーが下手だと気にしている、もしくは誰かを下手だと見下している可能性があるということです。

指導方法が、その場のスキルの良し悪しに偏りすぎていないか振り返ってみましょう。子どもたちのスポーツ指導では、スキル(能力)の高さよりも、そのスポーツをみんなで楽しむという根本を強調するべきで、そのようなメッセージは言葉や態度で常に示しておきましょう。
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質問も立派なチャレンジです。
質問をしていること自体も子どもたちにとっては大きなチャレンジです。状況によっては質問しないでほしい場合もあるかと思いますが、質問することを前向きにとらえましょう。

ただ、いつまでも質問を受けていることもできませんので、時間に制限があるときはその旨を伝えて、一度質問を断りましょう。その際は質問を受けたくないという誤ったメッセージを伝えることのないように、言い方にも配慮が必要です。

質問が多く出て、その度にポジティブなメッセージがコーチから子どもたちに伝わるようになるとクラブ運営がスムーズにいくはずです。

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