ハズレのメニューもあります。

練習を計画通りに進めたい!
多くのコーチは事前に練習を計画して、その日の活動に臨んでいます。しかし、その場の子どもたちの反応が良くない練習もあります。せっかく考えてきたメニューなのに、思ったように進まないときはイライラしてしまうかもしれませんが、そこはぐっと抑えて。今後のメニュー作りに生かせるとても良い機会です。このような事態になってしまった時は以下の手順で臨機応変に対応しましょう。

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1、もう一度丁寧に説明する。
思ったような動きをしてくれない場合、まずは説明不足を疑いましょう。決してイライラすることなく、子どもたちを集めて理解度を確認します。その際は、「分かったかな?」というYes/Noの質問ではなく、「このプレイヤーはどのように動けばいいの?」や「この練習の目的は?」などと質問します。さらに、コーチが目的としない答えを出した子も、頭ごなしに「違う!」ということなく、「それもあるね!こういう場合はそういう動きも必要だ。」など新たな切り口を提供してくれたことを評価しましょう。

2、もう一度練習へ!
さぁ、もう一度練習です。最初の練習と比べて子どもたちの変化や理解度を冷静に見極めましょう。

最初の練習よりも明らかに動きが変わり、当初の目的とした練習ができそうな場合、コーチの説明不足が原因だったということです。次回からはさらに丁寧に、分かりやすい言葉で説明しましょう。コーチのデモンストレーションを入れても良いかもしれません。

最初の練習と変わらない、もしくはほんの少ししか改善されない場合、その練習メニューはグループの年齢やレベル、目的と合致していないのかもしれません。修正は後にして、「この練習も良かったけど、次の練習に行こう!」など声をかけて、早く切り上げましょう。

3、声のかけ方の工夫も忘れずに!
その際に、「練習のレベルが高すぎたかな、君たちにはまだ早いな。」と声をかけてしまうと、子どもたちも自分たちのせいで、、、と責任を感じてしまい、次の練習への積極性が失われてしまいます。

もしも本当にスキルレベルに原因があると確実に判断できた場合は、「この練習はもっと上手になった時にもう一回やろう。この練習は代表チームのものを見て考えたんだ。これがうまくできるように、もっと他の練習をしてみよう!」など前向きな言葉をかけて、次の練習に行きましょう。責任を誰かに押し付けることなく、コーチは後で振り返り、改善するメニューを計画すればよいだけです。

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計画はどんどん変更しよう!
せっかく立てた企画ですが、イメージ通りに行かないことは日常茶飯事。計画はその場に合わせてどんどん変更しましょう。スポーツの試合でも同じですよね。うまくいかない、でも計画したから何が何でもその通りに行う。というのでは本来の目的を見失ってしまいます。思い切って変更しましょう。

だからと言って計画を立てる必要がないということではありません。年齢やスキルレベル、試合期なのかトレーニング期なのか、様々な要素を考慮してベストな企画を立てましょう。計画を立てることに失敗すれば、その日の練習はほとんど失敗します。

練習メニューを考えるときは、うまくいかなかったときを考えて、少し多めに考えておきましょう。そうすれば、ある練習がうまくいかなかった際も思い切って練習を取りやめることができますし、代わりのメニューをその場で考えるのに苦労しません。1時間のメニューを立てる際は1~2個、多めにメニューを考えておきましょう。

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